4月17日(日)夜8時のZoomお話し会は、べじたぶるぼーと大江さんを囲むお話し会です。一人で野菜を作って配達して、
経営を成り立たせ、二人の小さい子どものお父さんでもある大江さんのお話です。
これから野菜を売ろうとしてる人、農家さんも参加されますが、特に自営の予定
のない方も参加されます。どなたも大歓迎です。会費は1100円です。
m-club@rakutendo.comまでお申し込み下さい。
大江さんは、新聞をとってもていねいに読んでいて、マンガも広く読んで「らくてん通信」に連載を書いてくれてるので、わたしは大きな社会的な節目では、いつも大江さんの意見を聞きたくなります。
ずっと前、大江さんを囲んで豆ランチパティーを開いたときに、わたしが書いた文章を再掲しますね。
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(2013年4月)
大江さんは、おいしい野菜をつくるお百姓さんであるとともに、いい経営者なんです。
理想が高くなくて(わたしが商売する時とも似てて)、自分だったら何ができるかなと考え、自分にできることをしていること。
値段をつける時も、自分が生活していけるためにどれだけ必要か考え、そこから逆算していること。
お野菜ができる前から(おいしくできるかわからない先から)、京都市内のパン屋さんにチラシを持っていって、営業を始めたこと。(パンを買ってから、チラシを置かせて下さいとお願いしたということ。)
端境期を2ヶ月前後とって、その間は野菜の配達をしないこと。無理をしないで、自分の生活に楽しみを作り出していること。
ほんとうに現実的でした。自分にはサラリーマンは勤まらなかったので農業で食べていこうと考えたという大江さんの立脚点には、ゆるぎがなかったです。
わたしも下の子が1歳の時に夫婦ともに失業し、そこから自分にできそうなことを考えて今の商売を始めたので、食べていけることをするというところはゆるぎがなくて、おんなじだ!と思いました。
昨日は、あの日もちよられた切り干し大根の煮物を、祝島の寒干し大根で教えてもらった通りのレシピでつくってみたのですが、びっくりするおいしさでした。
もちよりパーティーをすると、いろんな人の家庭料理を味わえて、とても参考になります。そのおうちでは当たり前のちょっとしたことが、わたしの知らないことで、どれだけこれまでの豆料理クラブのレシピにも生かされてきたことでしょう。
豆ランチパーティー、これも子育てしながらできることを自分で考えてはじめたわけですが、今もって毎回たくさんのことを学べます。
少し補足しますと、大江さんやわたしのように必要からはじめるいわば普通の人の仕事と、秋場さんのように高い理想を持ってやっていくラディカルな仕事とでは、だいぶ違う。そして、どちらも大事な仕事と思います。
わたしはとても豊かな世界に住んでいるように思います。仕事塾のお1人1人の実現しようとしている世界が、とても違う。
わたしのやり方は、一つのやり方にすぎない。改めてそう思います。
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